開発をしている人がライフシフトとして弁理士資格にチャレンジしようとした場合、

 「未経験なのに、知財業界に飛び込んで通用するのか」

 ということが問題となります。

 私は、大学では化学を専攻し、企業では機械設計を担当していました。その際は、なかなか仕事が覚えられず、また設計計算ができず帰宅後に機械設計の勉強をしていました。そうして3年程度の時間をかけてある程度のことが自分でこなせるようになりました。

 その後、知的財産部に異動しました。そこでは自身の担当していた機械設計の知財担当となりました。

 知財で学ばなくてはならないことは、大きく分けると下記2つです。
 ①担当の技術領域の技術そのもの
 ②知的財産法(+特許性の判断と拒絶対応)
 
 ここで、開発部署から異動した人は①については知財担当者よりも詳しいことが多く新たに勉強する必要はありません。
 そして、②についても同僚から事例や反論ポイントを教えてもらいつつ経験を積むことで意外と早く身につきます。概ね半年から1年も知財部門で経験するとある程度のことができるようになります。

 そう、半年から1年という短い期間で仕事をある程度できるようになるのです。これが知財部に新人から配属されて場合は、①②の習得にやはり3年程度かかっているなぁという印象です。

 知財業界への転身というのは、自身のこれまでの技術力が活かされる技術者にとって現実的な選択になります。
 そして、設計者の気持ちがわかる知財部員になることができます。新卒で知財業界に入ることよりもある程度技術者として経験を積んだ人が次に目指す方が知財業界で成功しやすいような気がしています。

 ※半年から1年でできるようになるのは基本的な業務だけで、その後も外国特許法や語学、国内の知的財産法をより詳しく、と勿論本当の意味で一人前になるには時間はかかります。


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