弁理士論文式試験の結果が続々と受験生の手元に届いているようです。合否は先週に発表されていましたが、なぜそのような結果となったのかはやはり科目別の点数を見てみるまで分からないものです。私も自信のあった特実が合格点ギリギリで、自信の無かった商標が一番良かったりと不可思議な得点でした。相対評価のため、自分の手ごたえと比例しないのは仕方ないですが、その分試験から発表までの日数が長く感じます。。

 さて、表題の論文式試験は独学で合格可能か?という点ですが、ネットの情報を見ると
 短答式⇒独学で合格可能
 論文式⇒予備校でゼミに入らないと合格不可能
といった感じになっているのが多いように思います。

 私の個人的な意見では、論文式試験でっても独学で合格可能!と考えます。むしろ、人のペースではなく自分のペースで学習できるため勉強時間を多く確保できるのではないかと考えます。

 いやいや、独学だと論文式試験特有の書き方が学べないじゃないか!という反対意見は多いかと思いますが、独学でも論文式試験の書き方は十分に学べます。まず、過去問集を買えばこれを書けば合格するであろうと思われる模範解答が簡単に手に入ります。この模範回答のように書けるようになれば合格は間違いないわけです。
 
 また、書店に行けば論文式試験の書き方を解説した本は手に入るし、覚えるべき趣旨・定義がまとまった本もあります。さらには、論文式試験に適した判例集も売っています。これらを上手に使い論文の練習をすれば、勉強時間を200時間から300時間程度確保できれば十分に合格が狙えます。

 ただ、自分1人で論文を書いていてもそれが正しいのか良く分からなくなったりはします。そういう時は職場にいる弁理士の方に自分の書いた答案を見てもらって指摘をもらえば良いのです。近くにそういう知り合いがいない方は予備校の模試等を利用するのも手だと思います。

 実際に私は、独学で論文式試験を合格しました(模試や答練も受けていません)。1回だけ友人の弁理士に商標の答案だけ写メして見てもらいアドバイスをいただきました。ただ、それで十分に合格可能な試験だと思います。まぁ、勿論しっかりと毎回添削してもらって書き方を教えてくれる予備校に通うのがもちろん近道ではあります。私が言いたいのは近くに予備校がなかったり通う時間が取れなくても合格可能ということです。

 得点の伸びない方は事例問題の要件の書き出しに注意してください。なぜなら、事例問題で根拠条文の内容がわからない方はあまりいないかと思います(短答合格レベルの知識があれば条文の内容はわかるため)。大切なのはその条文にどうあてはめをしたかを丁寧に要件を書き出していくことです。

 例えば特29条の2であれば、
 ①他人の先願 ②先願が公開されている ③先願に同一の内容が開示されている ④発明者同一でない 
 上記要件を事例に合わせて書いていき、全部当てはまれば29条の2で拒絶。そうでなければ拒絶されない、と書けば良いのです。見たらわかるやん!!というのはあるのですが、この要件が挙がっているかが採点対象なので仕方ありません。それをいちいち書いていくことが大切なのです。

 上記のような要件を挙げたり事例問題を解くためには法文集の読み込みと短答の知識が大切です。これからの論文式試験は今年の商標の事例問題のように短答の知識が欠かせません。短答免除の方は特に短答の知識が抜けがちのため、日頃から短答の勉強も忘れずにしてください。そんなとき、スマホでできるWEBアプリである 無料弁理士講座 タダ弁 をご利用いただければと思います。

 論文合格者の中には、主要な条文番号は全て覚えているぜ!!という強者もいますが、そこまでは不要と考えます。定型文である侵害の条文(特68条等)と実施の条文(2条3項各号)拒絶理由(49条)程度の番号を特・意・商で覚えておけば十分かと思います。

 論文式試験さえ合格すれば、資格はもう目の前です。頑張りましょう!!


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